過払い金の相談をすることにデメリットはある？

過払い金の取り戻しが可能か、相談をするとデメリットがあるのでしょうか？
結論から言うと、過払い金の相談だけでデメリットが発生するということはまったくありません。

これに対して、過払い金の取り戻す手続きには、人によってはデメリットが発生することもあります。

できるだけ、相談の段階でデメリットをよく知ったうえで対応し、過払い金の取り戻しを進める必要があります。

実際の相談の流れを見て、相談にはデメリットがないことについて詳しく解説します。

実際に相談はどのように進める？

インターネットを検索、あるいは、CMなどで知った事務所にWebや電話からコンタクトするのが一般的な進め方です。
その後の相談は、おおむね次のように進めていきます。

無料診断から始めるのがおすすめ

過払い金に強い事務所では、メールや電話1本で過払い金の返金の可能性や大まかな返金額について判定する「無料診断」を用意していることが多いです。

中央事務所も「無料診断」を提供する事務所の一つで、電話で過払い金の発生の可能性を大まかに診断してもらえます。

ところで、過払い金がどのような場合に発生するのかというと、以下の内容に当てはまる場合になります。

1. グレーゾーン金利がお借り入れに適用された場合

利息制限法の改正があった2010年6月18日までは、利息制限法の上限の利息と、出資法の上限の利息の間は、法律に反する利息かどうかははっきりとしていませんでした。

• 利息制限法・・・利息の上限は、年15〜20％
• 出資法　　・・・利息の上限は、年29.2％

この2つの上限の間にあたる利息のことを「グレーゾーン金利」といいます。

かつて、貸金業者は、グレーゾーン金利でお金を貸していましたが、現在では違法な利息とされています。
つまり、グレーゾーン金利が適用されたお借り入れを返済した場合には、払いすぎた利息＝過払い金が発生している可能性があります。

2. 消滅時効が完成していない場合

次のような場合は、過払い金を取り戻すことができません。

　

• 最終返済日から10年または5年で時効となります。
• 借金をしていた人が過払い金を返してもらえる権利を行使できる時から10年が経過したとき（民法166条2項）
• 返してもらえることを知ったときから5年が経過したとき（民法166条1項）

無料診断では、上記の条件に当てはまり、過払い金が返金される可能性があるか、大まかな診断をします。
過払い金が取り戻せる可能性がある場合は、より詳しく相談で進め方を検討していくのです。

じっくり相談

過払い金の事務所に相談の予約を入れて、相談をすると、詳しく取引内容を確認して、手続きの進め方を検討します。

例えば、過払い金の金額が正確にはわからないので、どのように確認したらよいかといった相談は、事務所で聞くと迅速に解決できます。
時効が来ていないかどうかの点も、相談をしながら詳しく確認します。

また、過払い金の請求をしただけでは、ブラックリストに載ることはありませんが、借入先に対して、返ってくる過払い金で借金を完済できない場合はブラックリストに載る可能性があります。
そこで、返済と請求の順序などに配慮し慎重に対応する必要があります。

一人一人の事情にあった進め方や、請求することにより生じるデメリットを確認し、心配事を解消するのが事務所での相談の重要な意味です。

納得したら返金手続きを依頼する

じっくり相談し、過払い金を取り戻す進め方に納得がいったら、依頼して過払い金の取り戻し手続きを行います。

過払い金の取り戻し手続きを行うことで生じる許容できないデメリットがあり、納得がいかない場合は、依頼をする必要はありません。

相談にデメリットがない理由

ところで、司法書士や弁護士など、法律専門家への相談は、「敷居が高い」と思いがちですが、過払い金について相談することには、デメリットはないとされています。
その理由は次の通りです。
よくある心配事にも、対応可能です。

秘密は守られる

司法書士・弁護士には守秘義務があるので、秘密は守られます。
家族にも、会社にも事務所から言うことはないので、相談したことはバレにくいものです。

また、依頼した後の過払い金の取り戻し手続きは、事務所を連絡先として示談交渉により進めるので、過去の借金や、過払い金の取り戻し手続きをした事実が、相手の貸金業者以外に漏れることはありません。

なお、守秘義務が法律で厳格に決められていて、依頼を受けると手続きを進められる資格者は、司法書士・弁護士だけですので、相談先として最も適切です。

無料で相談できるところがある

無料相談ができるところであれば、費用の心配はありません。

過払い金の取り戻し実績が多くある事務所では、無料で何度でも相談できるところも多く見られます。

中央事務所も納得いくまで何度も相談できるので、相談に費用の心配はありません。
できるだけ、心配事は相談で請求の前に解消しておきましょう。

依頼をするかどうかは、自身で決められる

過払い金の相談を何度行っても、最終的に納得がいかなければ、依頼をしなくてもかまいません。

また、司法書士・弁護士は、勧誘が法律で制限されています。
依頼されない限り、コンタクトはしないので「あとあと勧誘が面倒」と考える必要もありません。

事務所を上手に使って返金を進めるには？

過払い金の手続きは一人でも進められます。
しかし、事務所に相談すると、取り戻せる見込みのない過払い金手続きはしなくて済みます。
また、手続きをスムーズに進めてくれるメリットがあります。
事務所を利用して過払い金を取り戻す手続きを行うことが返金のコツといえるでしょう。

事務所を十分に利用し、スムーズに過払い金の返金を進めるには、次のような点には留意しておきましょう。

過払い金に強い事務所を探そう

大事なポイントは、どの事務所も過払い金に強いとは言えないことです。
法律専門家である弁護士や司法書士は、全員が過払い金の専門家ではありません。
過払い金の取り戻し手続きを上手に進めるには、Webなどで実績を確認し、過払い金の取り戻し実績が豊富な事務所を選ぶことです。

ただし、どの過払い金専門の事務所も、話してみないと、「安心して相談できる」と感じられるとは限りません。
そこで、実際に無料相談を申し込んで相談し、コミュニケーションのしやすい事務所を選びましょう。複数の事務所と話したあとに選んでももちろん構いません。

なんでも心配なことは相談してみよう

過払い金が発生した状況や、他の借金問題、あるいは離婚や相続の問題などの背景事情は、できるだけ話したくない、と思われる方もいらっしゃることと思います。

ただし、これらの事情は、過払い金の発生の有無の確認や、手続きの進め方に影響することがあります。
心配なこと・気づいたことがあったら何でも相談したほうが、適切な進め方につながりやすいものです。

できるかぎり、関係があるかもしれないと思うことは話しておくことをおすすめします。

過払い金の相談自体にデメリットはない

過払い金についての相談は、デメリットはありません。
過払い金を取り戻しを行う際のデメリットによる影響を小さくすることや、手続きの進め方を適切なものにするためにも、相談は十分に行うことをおすすめします。

また、過払い金に強い事務所なら、無料相談が何度でも可能なところが多く、法律上の守秘義務もあるので、安心して相談することができます。

中央事務所では、過払い金の知識と実績が豊富な専門家が、あなたのお悩みをしっかりとお聞きします。
ご相談時にお話しをよく伺った上で、あなたの状況にあった解決方法をご提案させていただきます。
WEBから、24時間いつでも受付していますので、お困りの際はぜひお問い合わせください。