過払い金はどんな時に発生する？
無料診断は詐欺？

過去に借金を返済していたことから「私に過払い金が返ってくるかもしれない」と心当たりがある場合、過払い金専門の司法書士・弁護士事務所が提供する無料診断を利用することには何もデメリットがありません。むしろ過払い金の返金の見通しがより具体的に分かるようになります。

しかし、不当な誘い掛けをしてくる者が中にはいるため、過払い金の返金を口実に詐欺被害にあってしまうケースがあります。

詐欺の手口を知って正しい対処を行えば、過払い金詐欺は防ぐことができます。具体的にどんな手口に注意すべきなのか、またどんな行動をとると詐欺を防ぐことができるのか、解説します。

過払い金に心当たりもないのに返ってくるかもしれない、と持ち掛けられればそれは怪しい、と気が付くはずです。そこで、過払い金がどんな場合に発生し、返してもらえるのかをまず正しく知っておきましょう。

過払い金は、金融機関に払いすぎた利息のことです。グレーゾーン金利といって、かつて利息制限法の上限利息を超えた違法な利息が適用されていた借金を返済していた場合に発生しています。過払い金返還請求を行うには、グレーゾーン金利が適用されていたことと、消滅時効で請求権が消滅していないことが基本的な条件です。

グレーゾーン金利とは、以下の2つの法律で定められた上限の間にあたる利息のことをいいます。この利息は、貸金業者からのお借り入れにかつて適用されていたことがあります。

• ・利息制限法・・・利息の上限は、年15〜20％
• ・出資法　　・・・利息の上限は、年29.2％

さらに、返還請求権という、過払い金を返してもらえる権利が時効により消滅していないことが返してもらえる条件となります。

過払い金を返してもらえる権利が時効にかかり、消滅するのは次の場合です。

• ・借金をしていた人が過払い金を返してもらえる権利を行使できる時＝最終返済日から10年が経過したとき（民法166条2項）
• ・返してもらえることを知ったときから5年が経過したとき（民法166条1項）

なお、5年の消滅時効は、2020年4月1日よりも前に借金を完済している場合には適用されず、10年の時効が適用になります。

過払い金の返金のための基本的な条件のほかに、お借入先が利息制限法等の改正以前に利息を低く変えていたため、あるいはお借入先が倒産してしまったため、返金がなされなかったりすることがあります。そのため、見通しをより確実にするためには、過払い金を専門に扱う事務所に無料診断から相談を持ち込み、詳細を確認する方が望ましいといえます。

過払い金に関して誘ってくる者の中には、「着手金として多額の支払いを最初にしたら、あなたの過払い金は絶対に戻る」などという者もいます。過払い金に心当たりがあると、つい話を聞いてみよう、と思うかもしれませんが、こんな持ちかけは詐欺である可能性が高いのです。

詐欺かどうか見分けるポイントは次の通りです。手口を知っておいて、怪しい持ちかけは絶対に断りましょう。

過払い金を取り扱える資格があるか

まず、過払い金を取り扱える資格がない者からの持ちかけは詐欺である可能性が極めて高いものです。

過払い金の返還請求を取り扱えるのは、認定司法書士・弁護士の資格を持っていることが前提です。さらに、過払い金を専門に扱う司法書士・弁護士であれば、より安心して相談することができます。

NPO法人・公認会計士など、過払い金を扱えない者が「過払い金を返金させます」などといった場合は、法律違反ですので論外、すぐに断りましょう。

しかし、のちほど詳細について説明しますが、残念ながら有資格者も信用できないケースあることには注意しておきましょう。資格があるから安心、ではないのです。

司法書士・弁護士は勧誘しない

ご自身で連絡もしないのに、認定司法書士・弁護士から勧誘されたら怪しい、と疑いましょう。司法書士・弁護士は、法律上の規制があるので、自分から勧誘ができません。

ところが、認定司法書士・弁護士の資格があっても、違法な勧誘をしたと思われる例があり、また、資格を標榜して実は無資格者である者が勧誘することもあります。

電話やメールで勧誘があった、という場合は何もレスポンスをしない、また、実際に話をするようなことがあれば断ることが適切な対応法です。

おかしい、とおもったら、いつでも中止できる

司法書士・弁護士は、信頼関係を基礎としているので、依頼した案件が解決して終わっていない限り、原則いつでも解任が可能です。

資格があっても対応が遅い・何も報告してくれない・ご自身の過払い金の返金状況がどうなっているのかわからない、などおかしいと思ったら、解任しても問題はありません。

着手金を受領しながら、案件を放置するなど不適切な業務を行う・元から業務を行う意図がない詐欺などにより、過払い金が消滅時効にかかるようなことがあれば結果は重大です。一銭も返金がされなくなる可能性があります。

おかしいな、と思ったら早めに過払い金を専門に扱う司法書士・弁護士に連絡し、対応を検討してください。

司法書士・弁護士は、自分から勧誘はしないので、もしも過払い金について詳しく知りたい時には、信頼できる事務所の無料診断を利用することをお勧めします。

無料診断とは、簡単な数字の入力で過払い金の有無が確認できるWeb上のツールや、電話やメールなどでの相談のことをいいます。

無料相談は、多くの場合電話やメール一本で連絡するだけでご自身の過払い金に関する状況（過払い金の有無や、返ってくる概算額）を簡易に知ることからスタートでき、多くの場合受付時間も柔軟に設定されていますので便利です。

無料診断で何がわかる？

一般的に、無料診断では、次のようなことがわかります。

• ・過払い金の有無
• ・返ってくる場合の金額の概算
• ・返金の時期などの大まかな見通し
• ・特定の金融機関からの返金に向けて、特に注意しておくべきことがあるかどうか　など

無料診断には、ツールだけの提供・メールや電話では自動応答で簡易診断をまず行い、そのあと相談で詳細を確認する形式のものもあります。

取引の経緯や、過払い金の額など詳細の確認ができないと、実際に過払い金を返してもらうことはむずかしいので事務所で相談して確認し、次にとるべき行動を検討してみましょう。

相談をしても、多くの過払い金に強い事務所では費用が掛かりません。中央事務所は過払い金に強い事務所ですが、簡易な診断～回数無制限の相談まで含め、無料診断には一切費用がかかりません。

過払い金に強い事務所とは？

過払い金に強い事務所とは、認定司法書士・弁護士の資格があり、過去に過払い金の返金や借金の整理に豊富な実績のある事務所のことです。すべての法律専門家が過払い金を専門に扱うのではなく、専門領域は事務所ごとに違います。

そこで、過払い金の返金の実績が豊富で、借金の整理も扱っている事務所なら、過払い金に強い事務所として信頼できます。こうした事務所を選んで無料診断を利用すると、診断結果が適切であると同時に、過払い金返還請求の手続きを依頼して安心です。

無料診断は、何も準備をしない状態で受けても見通しがわかるので有益です。過払い金に心当たりがあるが、どうしていいのかわからない、という場合は、過払い金に強い事務所を見つけて診断を受けてみましょう。

しかし、過払い金の返金までの時間を節約したい場合、無料診断を受ける時に少し準備をしておくと、診断から解決までの時間が早くなります。

過払い金に強い事務所であるかどうか、確認してから診断を利用する

ご紹介した通り、有資格者であることだけでは、信頼して過払い金について相談することはできません。過払い金に強い事務所を選んで無料診断をうけましょう。

そこで、無料診断を受ける際は、必ず認定司法書士・弁護士の資格があり、過去に過払い金の返金や借金の整理に豊富な実績のある事務所であるかどうかを確認してから受けるようにします。こうした事務所であれば、過払い金に強いので、無料診断も信頼できます。

過去の取引記録・お借入先は可能な限り用意しておく

可能な限りで構いません。もしも過去の取引記録がわからないときは、過払い金に強い事務所なら、記録の調べ方についてアドバイスをしてくれますし、調査の代行も依頼できます。

取引記録の調査は、金融機関にもう記録が残っていない、あるいは、ご自身の記憶があいまいなど、対応に困ることが起きがちです。そんな時は、1人で悩むよりも、無料診断や、専門家に調査を依頼することにより解決しましょう。

他に借金があるか、困っていることはないか、何でも話してみる

無料診断の際は、借金がある、相続があるので困っているなど、状況をなんでも話してみましょう。過払い金に強い事務所であれば、過払い金に関連する困り事も解決の方法を知っています。

他に困ったことがあるときには、案件の難易度が上がることが一般的です。過払い金の返還請求はご自身でも可能ではあります。しかし、複雑で難しいと感じられる場合は1人で解決しようとせず、過払い金に強い事務所に手続きを代行してもらうようにすると解決が早くなります。

「過払い金を返してもらうために依頼したら、事務所が何の反応もしない」「過払い金について、おかしな電話が何度もかかってきて困る」

こんな時には、1人で抱えず誰かに相談をしたほうがはっきり断りやすく、また他の事務所に変えるなどの適切な行動がとりやすくなります。仮に詐欺被害にあってしまったとしても早く気が付いて相談すれば被害額を最小限に抑えることが可能です。

過払い金に強い事務所なら、過払い金詐欺の手口にも十分な知見がありますので、相談してみましょう。また、もしその結果過払い金の返金の見通しがあることがわかったら、適切な方法で過払い金を返してもらいましょう。

過払い金に心当たりのある方が、過払い金に強い事務所の無料診断を利用するなら、できれば準備をして上手に利用しましょう。今後の手続きの見通しが早くつけられるので、迅速な解決・返金につながります。

しかし、無資格者が資格もないのに過払い金を返してもらえるかのように誘い掛ける・多額の着手金を最初に要求する・資格があるのに、何の報告もしてくれず、着手金だけは支払ってしまっていたなど、詐欺的な行為には注意する必要があります。

おかしいと思ったとき、またお金を支払ってしまったなど、被害にあった可能性があれば、早めに過払い金に強い事務所に相談をしましょう。早く適切に対応すれば、過払い金の返還請求権が消滅時効のためなくなってしまうなど、さらに大きな被害につながることを防ぐことができます。

中央事務所では、過払い金返金の対象であるかどうか、また過払い金はいくらあるのかの診断を無料で行っております。

もし、対象でなかった場合でも費用はかかりません。
WEBからは24時間いつでも受付しておりますので、是非一度、お気軽にご相談いただければと思います。